晴佐久 昌英 著  あなたに話したい (単行本)

晴佐久 昌英 著  あなたに話したい


あなたに話したい
教友社
晴佐久 昌英

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コアな福音がすごくよ ...
あなたにカトリック高 ...
キリスト教の本当の味 ...
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この本のコアの部分は良いと思う。この人に関心を持ったのは、

随想 吉祥寺の森から

というプロテスタント系の教会員と思われる方のブログで、この

本の著者の晴佐久さんの名前が出ていたからである。ちなみ

に、このブログは、カルト問題を考える素材を探すうちに見つか

ったブログである。晴佐久 さんという人物に関心をもったので、

その思索の一端に触れることができるのでは、と思いお試しで

買って読んでみた。

 結論を一言で言うとお勧めである。

 確かに、病者の塗油だとか、カトリック特有のサクラメント(聖

礼典)に対する考え方や聖水ふりかけて云々という表現には多

少、違和感を覚えるが、コアの福音メッセージは、まさに福音

そのもの、という感じがする。福音の部分だけを読むかぎり、

キリストの体の一体性ということを感じると同時に、この人の

説教が聞きたくなる、という人の気持ちが分かるような気が

する。プロテスタント教会の説教にありがちな無理な部分が

取れていてよい。

 ダイレクトに福音を伝えようとするまっすぐな気持ちが、す

がすがしい。

 それも、「これが真理だ」といったような、押し付けがましさ

があまりないのが良い。

 確信をもってキリストが神だと宣言できる素直さが良い。

 イエスを伝えることは、キリスト者が宣言するということだ、

という概念で語っていることがよく分かる。1回分の説教が

短いのも良い。すらすらと読める。時に、共感を覚え、涙腺

がゆるくなる。

 ナウエンを読んだり、ジャン・バニエを読んだ人なら、素直

に読めると思う。

 マクグラスが、福音派とカトリックや東方教会が意外と近

いのでは、といっている意味がなんとなくわかる。とはいえ、

カトリックの神父さんにもいろいろなので、それもまた、注意

が必要であるが。こういう話をする人に出会えた参加者は

ラッキーだと思う。

 お勧め度は、★3つ中★2.5である。0.5低いのは、プロテ

スタントの人を意識しているからである。個人的には、★3

つ中★3つであった。

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